収録記事
トップ
誰でも分かる東洋医学
トップ

腎とは

 腎は先天的な生命力を蔵する臓器です。
これは先天の精と呼ばれ、脾胃が飲食物から作る後天の精と共に、人間が生きていく上で無くてはならないエネルギーです。
この先天の精は、その人の母親の胎内で受精した時の父母の精を併せたもので、そういう意味では父母の生命力も非常に大事です。
先天の精は後から補充する事が出来ない為、ある意味先天的な変え様の無い要素も、人体にはあるのではないかと思います。

 腎は納気を主ると言われ、気を体内に取り入れて納める働きをします。
このことから、呼吸は肺の呼出と腎の納気作用の結果であると言えます。
そのため腎が弱っても喘息などの症状が見られます。

 また腰は腎の府(ふ)と呼ばれていて、腎が弱ると腰痛が見られます。
先に先天の精を蔵すると書きましたが、ただ蔵するだけでなく、新たに精を作り次なる代にそれを託す役割もする為、腎が弱ると、精力が低下し生殖能力が無くなってしまいます。

 最後に腎は元陰、元陽を蔵していて、身体を冷やす能力も温める能力も、その大元は腎が持っています。
そのため冷え性も逆上(のぼ)せも、腎の治療が必要な事が多いのです。