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肝とは

 肝は血を蔵すると言われ、体内の血液を貯える臓器です。
これは西洋医学とも符合するところです。
 また疏泄条達(そせつじょうたつ)を主るとも言われます。
疏泄条達とは簡単に言うと、物事を伸びやかにする事とでもいうのか、要するに隅々まで気や血を行き渡らせる働きを持つと言うことです。

 東洋医学では気が全ての主役をしていると考えます。
例えば人が体温を維持できるのは、気の温煦(おんく)作用という身体を温める作用があるからです。
ではこの気が全身隅々まで行き渡らないとどうなるでしょう?
 またよく「気が乗らない」とか「気が滅入る」などと使われるように、精神作用も気の働きによるのです。
だから針灸治療で精神科疾患にも効果を認めるのですが、肝が弱るとこの気が鬱滞しますので、様々な精神活動に影響が出ることになります。
 逆に過度の精神的ストレスは肝を弱らせ、気の鬱滞を作る事になります。

 その他肝には「筋を主る」と言う働きや、目に精を送る働きがあります。
また肝の経絡は生殖器に入っているので、婦人科疾患や不妊症、インポテンツなどにも関係深いと考えられます。

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