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脾とは

 脾は一般的には胃とセットで脾胃と表現される事も多いのですが、これは脾の水谷運化(すいこくうんか)に胃が深く関わるからでしょう。
これは飲食物からエネルギーを作り出し、運搬することですが、いわゆる消化吸収に当たると言っても、間違いないでしょう。
そのため消化不良などは脾と胃の治療が多くされます。

 また脾は飲食物から気を作り出すことから、あらゆる治療のキーポイントとなる臓です。
誤解を恐れずに言うなら、脾の治療が完璧に出来るなら、時間はかかっても慢性病なら全て治ってしまうということも言えると思います。(理想的ではありませんが)
 脾には統血作用と呼ばれる、血を血管の外へ出ないようにする働きもありますが、これも脾の作り出す気の働きに因ります。

 また脾は体内の水を運搬する働きもするのですが、逆に過度の水は脾を弱める事になります。
これを脾は湿を悪む(ひはしつをにくむ)と言って、湿度の多い気候や、湿気の多い場所に長時間いると、脾は弱り身体の中に水の滞りが出来ます。
女性の足の浮腫(むく)み等にも関係が深い臓器です。
上で書いた女性に関係深いという意味では、血を統べることもあり、婦人科疾患などにもこの脾は関係深いですね。

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