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気とは

 東洋医学は気の医学です。
というのは全ての理論が、気を中心に考えられているからです。
 東洋医学を勉強するに当たって、大体はじめに躓(つまづ)くのはこの気の概念なんです。

<気の2面性>

 まず気というのは、ある場所では機能や働きを表し、ある場面では気という物質そのものを表します。
 例えば、テレビなどでハンドパワーで物を動かすという場面がありますが、この物を動かす力の事を気をいうこともありますし、実際に目に見えない粒子が物を動かしている(作用している)、この作用している粒子(物質)を気ということもあるのです。

 一応気は物質であるという概念の方が、本来の意味に近いのではないかと思いますので、ここでは

  気=物質 

ということで説明していきます。

 東洋医学では、気とは物質の最小単位であって、それ以上小さく出来ないものであると考えています。
上の気の概念が基本となりますが、この気が集まってそれぞれ色々な物質となっていきます。

 例えば、金属も、木も、雲も、動物も、全て気が集まって出来ています。


<色々な気>

 上で書いている気の概念が基本なのですが、多くの方は少し戸惑いを感じるはずです。
皆さんが一般的に使う、気という言葉の意味とは少し違うのではないでしょうか?
 皆さんが使う気と言えば、気孔師が手から放出する気や、体内を駆け巡るエネルギーとしての気の場合が多いでしょう。
 東洋医学では物質の最小単位である気とは別に、気が集まってある一定の性質を持ったものも「気」と呼ぶのです。
 この「気」はその働きや性質で何種類かに分かれます。
一般的に使われる気とは、これらの様々な働きを持った「気」である場合が多いのです。

陽気...温める性質を持った気
陰気...冷やす性質を持った気
衛気...体表や血管の外側を守っている気
営気...脈内を流れる気
穀気...食べ物から作り出した気
宗気...穀気と大気が合わさった気
経気...経脈の中を流れる気

 このように様々な呼び名があり、それぞれ特有の性質を持っています。
気孔師が放っている気は、この中では衛気とも経気とも解釈出来ます。
 陰気や陽気はイメージどうりですね。
一般的には陽気が少なければ冷え症に、陰気が少なければ火照りが出ます。

 少し専門的な用語も出ましたが、これらが気の基本です。
気についてはこの後の各ページで頻繁に出てくることになります。

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