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中耳炎

 小児の中耳炎は繰り返し起こり、抗生剤の連用を招き、耐性菌を簡単に作り出します。
幼稚園や保育園の児童の多くに耐性菌が見られるのは、一つはこの抗生剤の連用(乱用)が原因でしょう。

 では抗生剤を使わなくても中耳炎は治るのでしょうか? 

少なくとも当院に来院されている子どもさん達は治っているので、治らなくはないとお答えしましょうか。
絶対と言えるほどの症例数でもありませんが、当院の治療例や過去の文献を見ていると、結構治るようです。

 皆さんはどうしても中耳炎と難聴を結びつけて考えてしまうようです。
こういった薬剤依存の影には、どうしても使わなくて後遺症が残ったらどうしようという思いがあるようです。
私とて薬剤完全否定ではありませんし、子どもに後遺症など残って良いはずがありません。 

 でも考え方としては、中耳炎という特殊な病態を相手にせず、免疫や体力という大きなものの考え方で子どもを捉えて欲しいのです。 
身体が丈夫になり、免疫機能が正常に働けば、中耳炎くらい自力で治せるんですよ。(特に子どもは)
この時に問題になるのは、自律神経の調節と栄養状態、後は休養の状態であると言えます。


<栄養状態>

1.ビタミンAや亜鉛、ビタミンCは子どもには多めに。
2.3食をしっかり食べましょう。
3.米をしっかり食べましょう。
4.マーガリン、マヨネーズ、植物油は控えめに。


<自律神経>

1.太陽の光をしっかり浴びましょう。
2.身体をよく動かしましょう。
3.早寝早起きを心がけましょう。
4.不安定な内は小児針をしましょう。


<休養>

1.夜はしっかりと寝ましょう。
2.しっかりと寝るためには昼間の活動が必要です。


 これらをしっかりと行えば、抗生剤を連用する生活から脱出出来るかもしれません。
脱出出来るか否かは、その子どもの身体の状態と、しっかりと指導してくれる指導者(治療家)が次第かもしれません。