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小児のアトピー

 小児のアトピーでは肺虚証の子供が多く見られます。
肺虚証のアトピーでは肺の症状である、

1.皮膚のバリアー機能の低下
 ・肌がかさかさしている。
 ・体温調節が苦手で、じっとりした汗はかくが、汗を気持ち良くかくことが無い。

2.肌が白い(発症してからは赤黒くなるが)

3.首が細い

4.胸郭が小さい

5.大腸の疾患になり易い
 ・下痢
 ・脱肛

6.呼吸器疾患になりやすい
 ・小児喘息
 ・扁桃腺炎
 ・風邪を引きやすい


等が見られます。

 肺は皮毛を主る為、肺虚証の方はどうしても皮膚のバリアー機能の低下や、皮膚に潤いが無くなりやすくなります。
またアトピーに続発する形で小児喘息に移行していき易くなります。
 これらは体質的に肺が弱いことが多いので、両親に誰か肺虚証の方がいる場合が多いようです。
大人の肺虚証でも、やはり皮毛の弱さから、乾燥肌で風呂上りには白くシッカロールを塗したようになります。
また肺は鼻に通じるため、鼻炎や花粉症の症状も出やすくなります。

 こういう子供は元々肌が弱く、体温調節も苦手な場合が多い
ですから、あまり急激な温度変化や環境変化はしてはいけません。
幼稚園や保育園で裸足や上半身裸、半袖半ズボンなどの所がありますが、反って風邪を引きやすくなったり、冷え性になったりすることがありますので、くれぐれも子供さんの体調には気を付けましょう。

 もし乾布摩擦や薄着にして肌を鍛えるなら、秋口から徐々に慣らすべきで、冬に始めるべきではありません。
エアコンの過度の使用も体温調節の能力低下を引き起こしますので、くれぐれも注意しましょう。