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夜尿症

 夜尿症はいわゆる「おねしょ」というものですが、これにも鍼灸は非常に効果を現します。
ほとんどの夜尿症は年齢と共に治っていきますが、本人よりも周りが心配して、うちの子供はおかしいんじゃないかということで、連れてくることが多いようです。
だいたい5歳まではおねしょという概念は当てはまらないらしく、6歳になって週1回以上もらしてしまう場合を、おねしょと定義しているようです。

 おねしょは世界中どこでもあるらしく、世界中で10歳でも2から5%位の子供がおねしょをしているらしいです。
西洋医学でもいろいろと治療が試みられているようですが、これといって方法はないようです。
基本的な心得を守りながら、針灸治療というのがいいのではないでしょうか。


<基本的な心得>

1.あまり子供が気にするような注意はしない。おねしょを怒らない。
2.寝る前に冷たいものや果物を食べさせない。
3.コーヒーなどの利尿作用のあるものを飲ませない。
4.寝ている最中に起こさない。

※特に4番は大事ではないかと思います。

 治療の中に定期的に夜中起こしてトイレに連れていく方法がありますが、もともとおしっこの指令は脳の中では睡眠や成長と関係が深く、たびたび夜中に起こすと、成長に大きな影響が出ないとも限りません。
もともと成長と共に治るものがほとんどなのですから、その成長を悪くするような行為は感心しません。

 それではこれらを踏まえた上で治療の紹介ですが、小児喘息同様に小児ばりでの治療です。と言っても特別な道具は必要ありません。
つまようじを10本程束ねて後頭部と腰の下の方、ちょうど骨盤の上あたりを軽く叩きます。
よく頭の薄い男性が育毛剤をつけて叩いているような感じです。
あれほどの熱意も強さもいりません。
子供が痛がらず、ちくちく気持ちがいい程度で十分です。
それではやってみましょう。

※時間は一箇所につき1〜2分で十分でしょう。寝る前にして上げて下さい。