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子供の養生

 小児の養生について面白いものが古典にありましたので、ご紹介しましょう。これは諸病源候論という本で、約1400年程前の随代に完成したと言われています。この中で小児の養生について親の心得が書かれています。

1.子供は厚着させない方がよい。厚着させて子供を家の中に入れておくのは、日陰で植物を育てるようなものだ。

→これはそのとおりですね。やりすぎはいけませんが。 

2.子供の皮膚はなるべく外気当てるようにし、寒さで見ていて忍びない様なとき以外は厚着をさせない。

→親は自分の感覚で子供を見がちですね。冷え性のご両親ならすごい厚着させてしうのでしょうか?

3.皮膚を鍛えるのは秋からが良い。冬いきなりではなく、天気の良い日に徐々に秋口から慣らしていく。

→これもするどいですねぇ。

4.冬場は厚着させて汗をかかさないようにする。また、昼の活動時と寝るときの衣服は変えて、体温調節をするべきである。

→案外これで風邪をひかしてしまうことがあります。

5.授乳時は風池穴を撫でながら飲ます。このときに風池が熱を持っているようなら風邪をひいているので、風池にお灸をして汗をかかすと風邪は治る。無暗に鍼を刺すべきではない。

→あまり小児に鍼を刺すことはありませんが、確かに小児にお灸はよく効きます。ただしこれもケースバイケースです。
鍼を刺して解熱させる事もありますし、逆に灸が禁忌の時もあります。ちなみに風池は後頭部の髪の生え際です。

 いかがでしょうか。結構面白くて、為になると思いませんか?

東洋医学は元々未病を治すのが最上と言われています。
つまり病気になる前に治すということです。
予防法、養生こそが東洋医学の一番の強みであり、数千年の歴史の賜物です。
それでも万が一病気になってしまったら.....良い東洋医学の治療所にかかって下さい。