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月経困難症・生理痛

 生理痛に苦しむ人は結構多く、一定年齢の女性の悩みの中では最も多い悩みの一つではないでしょうか。
生理痛のことを月経困難症といい、原因は様々です。
子宮内膜症のような病名が付くものから、はっきりとした原因が不明のものまで様々です。

 ただ東洋医学的に見れば幾つかのキーワードがあるようです。
その中の一つが気滞です。

月経困難症も子宮筋腫も、或いはそれらの病名が付かなくても、生理痛を訴える人の中にはほぼ間違いなく気滞が存在します。

 気滞とは東洋医学用語で気の滞りを表し、現代的には血行障害などの概念にも比較的近い言葉です。
気(血)が滞ることで、最初はお腹や背中、胸の張りが出現し、月経の時には血の固まりが混じるようになる。
それを長年繰り返すうちに、立派な筋腫や内膜症が出来上がるというわけです。

 現在筋腫が無くても、月経の時に血の固まりが頻繁に出るようなら、注意しておかなければいけません。

 気滞は精神的ストレスでも起こしやすい為、そういった環境なら生理痛も起きやすいということになります。
当然冷えでも気滞は起こります。


<生理痛の治療>

 基本的には鍼灸でこの気滞を取り除くことが第一ですが、どうしても治療に来れない人は自宅で出来る応急処置をしましょう。

・月経中以外は出来るだけ身体を動かして気血の流れを良くしましょう。

・生理前には下腹部のマッサージをして、お腹が硬くならないようにしましょう。
 (時計回りで撫でるだけでも可)

・生理中は冷えないように、下腹部や腰(下の方)にカイロなどを使いましょう。

・三陰交(内くるぶしの上)や太衝(足の親指と人差し指の間)の指圧は効果的です。

・薬剤はどうしても我慢出来ない時以外は使用しない。
 繰り返しになるだけで、どうせ効かなくなります。
 それよりも治療を早く受けましょう。