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からだづくり

 女性にとって妊娠・出産というのは人生においてかなり大きなウエイトを占めることが多いですよね。(そうでない人も一応最後まで読んでください)

女性の身体は基本的には妊娠・出産を基本にして作られています。
Webサイトの中でも特に婦人科の問題にはかなり力を入れていますから、否応なしにこの妊娠出産というものは避けて通れません。
逆に言うとこの妊娠出産がしやすい身体を作ることが、女性にとっては良い身体作りに繋がっていきます。

 ここでこれから紹介する健康法は女性全ての健康作りに役立つものと信じています。
特に妊娠を前にした方やすでに妊娠している方にお薦めです。
当然、これは不妊にお悩みの方にもお薦めの健康法であることは言うまでもありません。


 ※ ただしここにあるものは、あくまで私個人の私見という面もありますので、実行するかどうかは、本来であれば専門家の指導の元行うのが理想的です。


〇 食事 〇 運動 〇 睡眠 〇 衣服 〇 SEX

〇 酒 〇 薬 〇 ストレス 〇 基礎体温 〇 鍼灸

〇 自転車 〇 冷え性改善計画 〇 足裏のマッサージ

〇 正しい歩き方 〇 ストレス診断


食事

 本当は数ある中で食事が一番難しいんです。
東洋医学の中でも食養生は非常に効果的であるとはされているのですが、これは人によって身体に良いものと悪いものが変わりますから、ここで一口にこれは悪いとは言い切れないんですが、敢えて言うとすれば、女性にとっては身体を冷やすものは基本的には良くないということでしょうか。
もう一つは水分代謝が悪くなるようなものも良くない。
この二つに大体集約されるのではないでしょうか。

 これも度々いっていることですが、食べ物はその気候風土にあったものを昔から食べるようになっています。
日本の気候風土には日本食、インドではインド料理という具合です。
中国のように国土の広い国では、各地方によって同じ国の食べ物ではなさそうな味付けや食材となります。

 食材の選択には日本人の体質も関係しますが、日本の気候風土で中国料理を毎日食べれば、中国人だって体調を崩すでしょう。

 よく体質といいますが、この体質は恐らくお母さんの胎内ですでにある程度決まってるんでしょうね。
体質を決める要因は、

 1.母親の体質
 2.父親の体質
 3.妊娠中・授乳期の母親の食事
 4.母親のストレス
 5.離乳食以降の食事

などが要因となって、その子供の体質が決まります。
最近は環境ホルモンの影響も問いただされていますが、すぐに自分で出来る事から改善する方が良い様に思いますよね。

 このWebサイトではかなり頻繁に書いていますが、とりあえず全然気候の違う南国のフルーツや野菜、身体を冷やす砂糖類、牛製品(牛肉・牛乳・チーズ・ヨーグルト)などは控えましょう。
あとは季節の食材を使った料理を心がけましょう。


運動

 最近の人は歩く機会が非常に少ないですよね。
特に働き出すと時間に追われ、少しの時間も惜しむように各種交通機関を使います。
電車や車はもちろんのこと、エスカレーター、エレベーター、自転車、電動自転車等など挙げればきりがありません。

 運動の中でも特に歩行運動は重要なのですが、一日の歩行時間なんて本当に微々たるものです。
歩行運動は有酸素運動であることはもちろん、骨盤の働きを正常にする効果があります。
骨盤の役割とは、
  
 1.地面からの衝撃を上手く緩和すること。
 2.上半身の重みを上手く支えること。
 3.脚の運動をスムーズに行うこと。

これらのことから考えると、骨盤は上半身と下半身のつなぎ役をしているということです。
その為、歩行運動が十分に行われないと、骨盤の機能異常から、

 1.腰痛 
 2.脚の痺れ
 3.冷え性
 4.脚の浮腫み
 5.肩こり
 6.生理痛 
 7.膝痛
   
などがおこります。
この項目って何かに似ていませんか。
これらは妊娠後期に出てくる様々な愁訴に似ているのです。
妊娠後期は出産準備の為にホルモンの働きによって、骨盤が緩く可動性が大きく(不安定に)なります。
その為に腰痛や様々な症状が出るのです。
そこで普段から良く歩き、骨盤の状態を良くしておきましょう。

そんな時間は無いという人は、部屋の中でできる運動をして下さい。
歩行に変わる運動、それはハイハイです。
赤ちゃんがするハイハイです。
ハイハイで部屋の中を8の字を書いて歩き回りましょう。
もし家族と同居で変な顔をされてもそんなこと関係ありません。
自分の身体の為にひたすらハイハイです。 
これでいざと言う時には怖いものはありません。

「未病を治す」

これこそ東洋医学の精神です。
さあ、明日からは歩きましょう。


睡眠

 睡眠が大事であることは誰でも知っていますよね。
でも良い睡眠をとってる人は結構少ないんじゃないですか?
このHPを御覧の方の中にはどうしても眠りが浅かったり、仕事の関係で朝方眠る人など、良い眠りを取ってなくて体調不良を感じている人が多いんではないでしょうか。

 やっぱり理想的には夜早く寝て朝早く起きるのが理想ですが、中々そんな風にはいかないんですよね。

 色々なライフスタイルの方がいますので、今から挙げる中で出来るものから始めてみませんか。

 ・ストレスを感じる時は半身浴を長めにしてから寝る。
 (上がる時は足に水を掛けてから上がる)
 ・冷えを感じる時は半身浴 + 三陰交のお灸。
 ・寝るときには電気毛布はしない。どうしても寒ければ湯たんぽを。
 ・間違ってもこたつで寝たりしない。


衣服

 基本的には女性は冷え性です。
そんなことはないという苦情は受け付けません。

 東洋医学の中にはその基礎概念の中に陰陽論というものがあります。
陰陽論とは簡単に言うとすべての事象を陰と陽と言う対立概念で分けて考えることです。
つまりコインに裏と表があるようなものです。

 陽は温め陰は冷やす作用があります。
身体で言うと上半身は陽で下半身は陰。
その為、下半身は上半身よりも冷えやすいのです。
これを男女で言うと、男は陽で女は陰であると言われています。
つまり男は熱をもちやすく、女は冷えを持ちやすいのです。

 そこで女性は身体を冷やさない努力が必要です。
妊婦さんはもちろんのこと、女性は冷えに対する防御をする必要があります。
その中でも下半身は上で言ったように冷えやすいですから、下半身を冷やさないような衣服を着用する必要があります。
寒い季節に足を放り出して歩くなんて自殺行為ですよ。
いくら魅力的な脚をお持ちでも、身体のことが気になりだしたら少し控えてください。
せめて何か特別な日だけその脚をお使い下さい。


SEX

どう表現しようか迷ったんですが、そのままにしました。
別にどんどんしましようというのではないんです。
皆さんは不妊治療の中にタイミング法というのがあるのをご存知でしょうか?
つまり排卵のタイミングを基礎体温等から割り出し、それに合わせて排卵誘発剤を飲んで性行為を行うというものです。
でもこれはそんなに確率の高い治療ではないように思いますし、なにより不自然ですよね。
恐らくその日は緊張してそれどころではないでしょう。

 私はこの作業のようなSEXがネックになって余計にストレスで妊娠し難くなるのではないかと思います。
もちろんこれが楽しみでしようがないという人はそれで良いんです。
でも中にはこの作業のようなSEXに、義務感や鬱陶しさを感じている人も多いはずです。
こんな不確かな方法に対して、嫌悪感を感じながら折角の営み(?)をぶち壊しにするなんておかしいと思いませんか?

 少なくとも私は反対です。
楽しかったら別ですが、基本的には反対です。

 身体が良くなったら、好きな時にしても妊娠するんだと思います。(絶対ではないですよ)
むしろそういう時にしたくなるように思います。
それが自然な姿ではないでしょうか。


酒(アルコール)

 昔は「酒は百薬の長」なんて事を言っていましたが、個人的には皆さんにお薦めして飲んでいただくようなものでは無いように思います。
もちろん気分をリラックスするために少量飲むのは構わないんですが、鍼灸治療をしていると、徐々に飲めなくなる方が多いんです。
このことから考えると、

 良い身体になると自然に飲めなくなる=あまり良くない(少量のみ可)

ということなのではないでしょうか。
少なくとも身体の為に飲むようなものではないことが分かります。
酒を飲んで身体が良くなることも無いとは言いませんが、極めて限られた方でしょう。
これは飲尿療法と称して、自分の尿を飲む人と同じですよね。(多分)
確かに中国の古典には漢方薬として「人溺」という、人の尿が薬として見られますが、健康な子供の尿で、「証」と呼ばれる診断に基づいて処方されるものです。

 正常なら妊娠と同時に酒やタバコなどの身体に有害なものは、身体が受け付けなくなるのですが、身体の情報が上手く受け取れない人はこれが有害だとは認識されないようです。
妊娠時には様々な身体の情報がかなり明確に現れます。
これは恐らく胎児に対する影響を避けようとする、自然の力なのでしょう。
こんなことを考えてもあなたは深酒が飲めますか?

飲めませんよね。

いや、飲まないで下さい。(程々にして下さい。)


 女性は月経痛や頭痛、肩こり、冷え性、それに加え生理不順、不妊治療と様々な場面で薬を使う機会が多いのではないでしょうか。
恐らく男性に比べてかなり薬を服用する回数が多いように思います。

 女性は元々月経から閉経まで女性ホルモンの支配下に置かれているといっても過言ではありません。
その為、様々な場面でホルモンによる害も経験することになります。
閉経前後の更年期障害はその代表です。
女性が服用する機会が多い薬には様々な種類の薬がありますが、その中でも最も作用が強いのがホルモン剤でしょう。
男性にもホルモン剤は投与されることがありますが、女性の場合はその機会がぐっと増えるでしょうね。
男性でホルモン剤といえば、一般的には前立腺肥大などの治療か皮膚病や炎症性疾患へのステロイド剤くらいでしょうか。
でも女性には生理不順などに簡単にホルモン剤が処方されます。

 月経のリズムを作るなんていうことで処方されますが、薬をやってるときだけ生理は来るが止めるとまた来ないという人は案外多いんじゃないですか?
こういう人に何のためらいもなく、どんな患者さんでも同じく薬が出るっておかしくないですか?
不妊の方の中でも、機能性不妊の方なんかは原因が西洋医学的には不明なんですが、それでも排卵誘発剤なんかが処方される。
原因も分からないのに治療(?)が始まり、さらに人工的な生殖へと...。
これで良いんでしょうか?

 本当は原因を見つけ出し、それに対する根本的な解決法を探り、そして治療をするというのが本来の治療ですよね。
私は何も現代医学的な不妊治療を駄目だといっているのではないんです。
私自身が子を持つ親として、是非とも妊娠・出産・育児は多くの方に経験していただきたいと考えているんです。
不幸にして望んでも自然な状態では妊娠出産されない方もいらっしゃいます。
そういう方はそれが最善の方法かもしれません。
私が言いたいのは、あくまでもビジネスライクに割り切った生殖産業とでも言うべき治療(?)なんです。

 出来ればこのHPを御覧の方は一度自分の治療に対して問い掛けてみて下さい。
それが最善の方法であれば何も気にする必要はありません。
でも何か引っかかる人がいれば、別の道もあるということを知ってください。


ストレス

 一口にストレスといっても様々なストレスがありますよね。
大きく分けると肉体的ストレスと精神的ストレスですが、ここでは主に精神的ストレスについてのお話になります。

 ストレスと一口に言ってしまうと、非常に身体に悪いもののような気がするのですが、ストレスの無い生活なんて本当に味気ないものだと思いますよ。
よく年老いた夫婦が一方の死をきっかけに後を追うように亡くなられたりとか、仕事を辞めたとたんにボケてしまうなんて話を聞きますよね。
こういう人にとってはストレスはある意味「生きがい」だったんですね。
ただ中には逆に活き活きとしてくる人もいます。
こういう人にとっては本当のストレスだったんでしょうね。

 だから生活の中でも本当のストレスと、生きがいのストレスを見分ける必要があります。
一見ストレスのようでも、それが生きがいになっている人もいますから、別の項にある基礎体温なんかも、楽しみでしようがない人もいるはずです。(多分)
そういう人はどうぞつけて下さい。
納得のいくまでどうぞ、誰も止めません。

 でもそうでない人は勇気を持ってやめましょう。
つまらない強迫観念は捨てて、どうぞ自分の身体に心に正直にしてみてはいかがですか?
そう思えば案外本当のストレスって少ないのかもしれませんし、ストレスの解消法が隠れてるかもしれません。


基礎体温

 不妊治療に限らず、婦人科にかかると決まって基礎体温をつけることを薦められます。

 では基礎体温は一体何のためにつけるのでしょうか?

 一般的には月経の周期を知り、排卵のタイミングを知るためなんでしょうが、私は案外これは必要ないんじゃないかと考えています。
これには異論もたくさんあるでしょうが、数値で測ることの出来ない身体の変化の方が重要なんじゃないかと思うんです。

 では、からだの変化は何で知るのか? 

 これは自分の身体で感じるしかないのです。
毎朝決まった時間に眠い目を擦っての体温測定ってとても身体に良いとは思えませんし、ライフサイクルは人によってまちまち。
しかも体温なんて気候や身体のちょっとした変化で変わってしまいます。
嫌だ嫌だと思いながら基礎体温を測るなら、微妙な温度の変化に一喜一憂するくらいなら、ぐっすり眠って気にせず起きた方がずっと身体に良いし、身体作りには効果的です。

 そんなことより自分の身体の声に耳を傾けてください。

 「今日は身体がだるいなぁ」
 お酒の飲みすぎかなぁ

 「今日は足が冷たいなぁ」
 ぼちぼち靴下履くか

 こういう身体からの情報を自分なりに聞く方がずっと健康的ですよ。
治療を受けに来る女性は大体自分の身体の状態を知りません。
そんな方が体温計とにらめっこしても意味が無いんですよ。
自分の身体の声を聞いてみませんか?


鍼灸

 婦人科疾患や自律神経失調に対して鍼灸は非常に高い効果を発揮します。
一般的には肩こりや腰痛などの整形疾患が対象とされる場合が多いのですが、本当は純粋な整形疾患なんて結構少ないのではないかと思っています。

 一見ただの腰痛に見えているものが、実は胃腸の不良によるものだったり、冷え性から来る血行障害が原因だったりと、特に女性の場合は元々冷え性などの血行障害をもっている人が多いので、このことから来る様々な障害が多いように思います。

 女性の場合冷えが多いことから、お灸が効果的な場合が多く見られます。
でも最近はお灸の痕が残るのが嫌だということで敬遠されがちです。
実は昔は鍼よりもお灸のほうが民間医療としては広がってたんです。
これは鍼に比べると自宅で自分にでも出来るという利便性、特殊な技術も必要なことはありますが、ある程度なら誰がやっても効果がある、その治療効果の高さによるものでしょう。

 やはり単純に考えても、冷えているものは温めた方が良いというのは、最も妥当な治療ではないですか?
ただしこれは本来は、専門家の指導の元で行うべきもので、出来れば一度鍼灸院などでお灸をする場所(ツボ)を教えてもらい、一日にどの位の数(時間)するのかなどを、症状や身体の状態によって処方してもらうべきでしょう。
中にはお灸が合わない状態の人もいるでしょうから、東洋医学的な診断・治療が出来る人に診てもらうのが一番です。
そうでない鍼灸師も多く、それなら健康情報の雑誌を読むのとそう変わりありませんから、東洋医学をきちんと勉強されている治療院にかかって下さい。


自転車

 運動のところでも書きましたが、運動の中で一番身体に良いのはやはり歩くことです。
よく運動をして下さいなんて言うと、電車に乗らずに自転車で通勤していますなんて言う人がいるのですが、運動は何も消費カロリーだけの問題ではないのです。

 運動に一番大事なのは良より質です。

 ダイエットなどのように単純に消費カロリーを稼ぐだけでは、良い身体作りは出来ません。
身体の各機能のバランスを取りながら、尚且つ一定以上の運動負荷を与えるには、歩行運動が最も適しているのです。

 歩行運動では脚から入った衝撃が上手く骨盤〜背骨に伝わり、その結果骨盤の働きが良くなります。
しかし自転車ではサドルから伝わった衝撃は、直接骨盤の中央部にある仙骨という骨に伝わり、骨盤の後ろ側にある仙腸関節と言う関節の機能異常 を引き起こすといわれています。

 骨盤というものは後では仙腸関節で、前では恥骨結合で繋がっていますが、仙腸関節の異常は恥骨結合の異常も引き起こし、骨盤全体の異常として広がっていくのです。

 女性にとって骨盤が上手く働かないということは、その中にある骨盤内の臓器、つまり子宮や卵巣の機能低下を招くこともあり、非常に怖いものなのです。

 健康の為にと思って始めた自転車通勤が思わぬ害を及ぼすこともあります。
特に妊娠が分かった方は、その日から自転車の使用は最小限に控え、どこへでも歩いていく習慣をつけましょう。


冷え性改善計画

 女性は基本的に冷え性です。
この冷え性の解消のためには様々な健康法がありますが、ここでは冷え性の自分で出来る解決法をご紹介しましょう。


1.足湯

 足湯は足首の少し上くらいまでのお湯に足を浸けて、そのお湯がぬるくなるまで続けます。
この中にハーブなどを入れても良いでしょう。


2.へそや腰にカイロを貼る

 小型の使い捨てカイロは使い方によっては女性の強い味方になります。
この時に注意しなければいけないことは、長時間は使用しないことです。
出来れば強い冷えを感じるような場所(屋外や台所など)に行く時だけ使うべきです。


3.生姜湯

 生姜は身体を中から温める働きがあります。
食べ物で言うと、冬の食材や北の寒い地方の食材は身体を温める働きが強いといわれています。


4.運動

 運動はTOPで戻って運動の項を御覧下さい。


5.半身浴

 下半身は最も冷える場所ですから、ここはゆっくり温めて下さいね。
また湯上りの時は足下だけ水を掛けておくと、温まった状態が長持ちします。


6.ストレス解消

 飲酒などは基本的には身体には悪いものなのですが、時には羽目を外すことも必要です。
ストレスが強くなると、身体は常に活動状態となります。
この活動状態というのは抹消血管の収縮を促し、冷えを作ります。
ここでは飲酒を勧めているわけではなく、あなたなりのリラックス法をして欲しいということを言っているんですよ。


7.お灸

 妊娠しやすい身体作りで御覧の方は特にこちらがお薦めです。
お灸は三陰交と至陰というツボにします。
この二つは下半身の冷えを取り、子宮の発育(内膜の肥厚)を促します。
妊娠前までこのお灸を続け、妊娠が分かったら一旦中止して、再び安定期から続けます。
もしどうしても熱ければ、燃え尽きる前に指で潰しちゃいます。
そうすると「ちくっ」という軽い痛みだけ感じます。
近くに鍼灸院があればやり方だけでも聞いてみてください。

 治療や健康法全般を通して言えるのは、温める時には自然に温度が下がるようなものを使うと良いという事です。
カイロなどは時間を区切って使うべきです。
基本的には自分の身体の能力で温めることが出来るようにすることが目的ですから、継続して身体を温めて自分の温める力を怠けさせてはいけません。

 身体を怠けさせるものとして、

 1.カイロ
 2.電気毛布
 3.電気カーペット
 4.こたつ

などがあります。
くれぐれもご注意くださいね。


足の裏のマッサージ

 ここで紹介するのは足の裏のマッサージです。
東洋医学では足の経絡は足の指の先から始まると言われています。
一般的には表側を治療することが多いのですが、足の裏にも身体の変動は現れますので、その部分をマッサージして、様々な症状の治療をしてみましょう。

 足の裏でもここでは特に指の間を治療の対象とします。


1.親指と人差し指の間の裏側

 ここには血の滞りが出やすいものです。
生理痛などでも特に差し込むような強い痛みや、生理前の乳房の張り、イライラなどの症状がある人はここにあるしこりをマッサージしましょう。
ここに強いしこりのある人は肩こりもひどい人です。


2.人差し指と中指の間の裏側、中指と薬指の間の裏側

 ここには共に胃腸の調子が悪い人が反応が出ます。
胃腸の調子が悪い人は赤ら顔で、冷えのぼせがしやすいですね。
またストレスを中に溜め込みやすい傾向があります。
顔ににきびが出やすかったり、口内炎や口角炎がよく出来る人も治療対象です。
身体の内からの冷えに効果的です。


3.薬指と小指の間

 ここには足の強い冷えや、腰痛持ちの人が反応が出やすいですね。
寒い場所に長時間居たり、外からの冷えを感じた後にここをマッサージすると効果的です。


<一般的な注意>

・強さは好みですが、あまり強くしすぎると後で歩く時に痛みで大変です。くれぐれもほどほどに。

・妊娠中は1の場所はやめて下さい。妊娠中は1以外の場所も安定期に入ってから行いましょう。

・一度足湯や下半身浴で温めてから行うと効果的です。

・アロマオイルなどで手の滑りを良くしてから行っても効果的です。

・よりリラックスしたい時には誰かに頼んでしてもらいましょう。


歩き方

 運動のところで身体にいい運動は歩行が一番であると書きました。
歩行運動というと硬い感じがしますが、要は散歩ですね。
理想的には一日に散歩を30〜40分すると、血液循環の改善と共に、脚の筋力強化やストレス解消にもなります。
でも結構30分以上も続けて散歩をするというのはしんどいんですよね。

 これは意外なんですが、普段からスポーツをしているような方でも、30分走ることは出来ても歩くことは辛いと感じる方が多いんです。
俗に言う良く歩き慣れている人というのは、歩く要領が良くてフォームが安定している人なんです。

 それでは歩くフォームが良い人って、一体どんなフォームで歩いているのでしょうか?
ここでは正しい歩き方の作り方を勉強します。


<正しいフォームとは>

 腰の位置が前後左右に大きくぶれない。

 元々歩行時はある程度の横や縦への重心の移動が見られます。
ただし必要以上に重心が上下左右に動くのは歩くのが下手な証拠です。
この重心移動が下手な方には大きく二通りあります。

1.ゴリラ型

 丁度ゴリラのような歩き方をする人は歩くのが下手な人です。
このような人は左右への重心の移動が大きすぎます。 
歩き始めた子供のでも見られますが、歩くのが下手な人です。


2.にわとり型

にわとりの様に首を前に振りながら歩きます。 
これは比較的せっかちな人や腰の曲がったお年寄りに多く見られます。
一見すると頭から突っ込んで来るように見えます。
これは重心が前にぶれています。


3.その他

その他重心が後にぶれる方もいますが、ほとんどがお年寄りでこれを御覧の方の中には恐らくいないと思います。(希望も込めて)

 体重移動がスムーズである。

 元々は無意識の内に足の裏で、体重を踵からつま先へと移動させているのですが、歩き始めたばかりの子供と違い、筋力もある程度ついてくると力任せに歩こうとします。
そうすると力があるうちは良いのですが、老年期になり力がなくなると徐々に歩けないようになります。
それだけではなく、妊娠中などの骨盤に変化が出る時期は、歩くのが非常に苦痛になってきます。

 正常ならば、かかとの外側から着地して、人差し指と親指の間付近に体重は抜けていきます。
自分の体重のかかり具合は靴の底を見れば分かります。
正常ならば踵(かかと)のやや外側が磨り減り、次いで親指の付け根付近がよく磨り減ります。


 上の図は左足を靴の底から見たところです。
 赤
: 体重の理想的なかかり方
  : 磨り減ったところ


<正しい歩き方の練習法>

正しい歩き方といってもそんなに難しい練習法ではありません。

1.出来るだけゆっくり歩きます。
2.足の裏で体重が踵(かかと)からつま先へ徐々に移動するのを感じましょう。
3.バランスがとれるなら手を後で組んで下さい。
4.足下を見てはいけません。あくまでも足の裏で感じましょう。

 簡単に出来そうで案外出来ないものなんですよ。
これでしっかりと体重移動が掴めたら、手を振って歩いても大丈夫です。
この歩き方は床の硬い室内で練習した方が良いですね。
表をこんな歩き方をしていると変な目で見られます。
また一歩の歩幅はそんなに広げる必要はありません。
あくまで体重移動がポイントです。


ストレス診断

 ここでは精神的ストレスを中心にストレスにより出てくる様々な症状から、自分でどの位ストレスが溜まっているかを判断しましょう。

 ストレスは東洋医学では心臓や肝臓や脾臓(胃腑)の病として扱われることが多く、ストレスに因りこれらの臓腑を傷めると、その臓腑に対応する場所に症状が出るようになります。
 対応する場所は全身に渡りますが、ここでは特徴的な部位でお話しましょう。


1.舌
 ストレスが溜まってくると舌の先に赤いツブツブが出てきます。
あたかもイチゴのようになります。


2.目
 白目が青っぽく見えます。
或いは目だけが非常に目立って見えます。


3.口唇
 唇が非常に乾きます。
ひび割れたり口角炎が出来たりもします。


4.肩・背中 
 左の背部に強い凝りを感じます。


5.動悸
 心臓に異常が無くても非常にドキドキします。


6.不眠
 興奮して寝付けなくなります。


7.顔の火照り
 顔の火照りが有り、足には冷えを感じます。
又は足の裏が熱く感じます。


8.口の中が苦い
 口の中が何も食べていないのに苦く感じます。


9.喉の詰まり
 喉の奥に何かが詰まったように感じます。


10.顔が赤い
 顔全体が赤く、一見血色が良いように感じます。


11.やたらよく笑う

 面白くも無いのによく笑います。
面白い時に笑うのは別ですが、人と話をする時に笑いながら話すのが癖になっています。

 これらの状態が多く有れば有るほどストレスは大きくなる傾向にあります。  
「笑う」などは一見ストレス解消になりそうですが、これは自然な笑いでなければなりません。
 よく笑う方の中には非常に周りに気を遣い、笑顔を常に作っている方も多く見られます。
案外しかめ面をしている方の方がストレスは感じていないのかも知れません。