収録記事
トップ
子育て応援
トップ

保育園

 女性が職業を持つことが多かったり、シングルマザーが増えている所為もあり、保育所に乳児の頃から預ける人が多くなりました。
昔から幼少時から保育園に預けている子どもは愛情に飢えているような偏見がありました。

 これは保育園に小さい頃から預けられるせいで、様々な感染症に罹る機会が多いため、どうしても免疫力が出来るまで病気がちな子どもが多くなるせいではないでしょうか。

 確かに当院に来る小児針の子どもの中にも、繰り返し風邪をひいて入退院を繰り返す子どもに、保育園の子どもが多いことは事実です。
但し実際には、それ以外の原因もありそうです。


<間違った子ども観>

 皆さんの中にも、子どもは風の子だから冬でも薄着で大丈夫だと思っている人はいませんか? 
保育園や幼稚園の中には、やたらと薄着や裸足を薦めるところがあります。
でも病気がちな子どもにそれをさせたり、免疫力の低い子どもにそれをさせるのは疑問です。

 本来子どもは免疫力が未熟で弱いものですから、様子を見ながら少しずつ温度変化に慣らすべきです。

 また一旦風邪をひいたからといって薬を使用するなら、何の為の身体作りか分かりません。
最低限の薬の知識や身体の知識がないようなら、こういった健康法はしない方が身体のためです。


<いい加減な衛生環境>

 保育園では3歳以下の子どもも保育します。
3歳以下の幼児の中には、自分でトイレに行けない子どもや、おむつを使用している子どもも多く含まれます。(というより殆どですね)
そのため保育士の手を煩わせることのないよう、室内におまるを設置していたり、手洗いをせずに大人数のおむつを交換する保育施設もあります。

 こういった状況は、消化器系の感染症の蔓延するには最も適した環境です。
老人施設でも度々問題になるこういった問題は、同じように免疫力の強くない乳幼児にも同様に問題になります。
あなたの子どもさんの施設は大丈夫でしょうか?


<適切な衛生環境とは>

 感染症で起こりやすいのは圧倒的に風邪ですが、この風邪が感染する原因は空気感染よりも接触感染だということは案外知られていません。
つまり咳や喋ったとき飛んできて飛沫感染するわけではなく、共有品に付いているウイルスが、手を介して粘膜に感染する方が、感染力としても高いのです。

 ということは、風邪を防ぐにはうがいよりも手洗いが大事だと言うことです。
手洗いで手に付いたウイルスさえ洗い流しておけば、その後何かを手掴みで食べても、目を擦ってもそこから感染することはありません。

 但し手荒い後のタオルを共有しては意味がありませんし、べースン法と呼ばれる手荒い盆を使った手洗いは相互感染をさせるだけで意味がありません。

 また最初に書いた室内にある簡易トイレの使用や、おむつを手洗いなしで換えたり、鼻水を同じタオルやティッシュで拭いたりしてはいけません。
これは嘘のようですが、実際に保育士が行っていることです。

 殆どの親は子どもを預ければ直ぐに仕事に行きますから、十分にそういった施設環境を見る機会がありません。
但し利用施設の衛生環境によっては、家で幾ら栄養に気を付けようとも、薬の知識を付けても、子どもさんの健康は守られません。
保育士は保育のプロであるから大丈夫というのは、親の幻想にすぎません。

 衛生環境や医学の知識を兼ね備えている保育士など、殆ど居ないのですから、やはり親が注意して管理するしかないのです。 
特に免疫力がまだ弱い乳児や、トイレに自分で行けない子どもや、手洗いなどを理解できない子どもの保育は問題が山積みです。

※大事なのは手洗いで、消毒ではありません。