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歩行器

 歩行器に乗る子どもの姿はどこか微笑ましく、少し大きくなったような気がしますよね。
但し知識が無ければですが....

 さて歩行器は身体にどのような影響を与えるのでしょう?

<歩行器は星一徹>

 そもそも何故歩行器に乗せるのでしょうか?
恐らくネーミングからも想像されるとおり、歩行を練習をする器械と言うことでしょうね。
では骨や軟骨、筋肉、それ以外の支持組織が未完成な乳幼児に、半ば強制的に関節付加をかけることは適切でしょうか?

 これは運動生理学や人間工学もない時代に、鍛えればそれだけ強くなるといった間違えた理論の上に出来上がったものではないでしょうか。
正に星一徹の大リーグ矯正ギブスです。


<日本家屋とハイハイ>

 私は常々、患者さんに子どもは出来るだけ四つん這い期間を長くするようにとお話ししています。
これは乳幼児の身体が四つん這い用であるからです。
乳幼児の段階では、各関節の構造や筋力のバランスからして、二足歩行には適していないのです。

 また二足歩行は関節に多大な負担を掛けます。
筋力もなく関節を守る力のない状態で負荷を掛けるのは、その部分を破壊することに他なりません。 
早く立って、早く歩いて、早く喋っては、親のエゴです。

 但し残念ながら日本では、広いリビングも広い芝生敷きの庭もなく、狭いリビングに家具がありますので、直ぐに伝い歩きをしてしまいます。
これにより早期の歩行が実現してしまいます。(残念)


<結論>

 それでも歩行器を使わなければ、最低限ハイハイして周囲の壁にたどり着くまでは大丈夫です。
早期から股関節や膝に負担を掛けるのは、姿勢やアライメントを狂わせる元になります。
どうしても歩行器を使いたい場合は、子どもに離乳食をあげる間や、台所仕事をお母さんが行う間だけ、子どもの暇つぶし程度にしましょう。