収録記事
トップ
子育て応援
トップ

身体作り

 子どもの身体作りに重要な要素は幾つかあります。
小さい頃から病弱である子どもの場合、少なからず親の影響(責任)を考える必要があります。
それでは順に考えていきましょう。

1.先天的要素

 先天的要素は大きく分けると、両親の遺伝的要素と妊娠中の母胎の要素に分けられます。
両親の片方或いは両方が病弱であったり、良い精子や卵子を使わなかった場合、少なからずその影響は子どもに出るでしょう。

 また妊娠中の母親の食事、嗜好品、精神状態、環境などは、かなり大きな要素として子どもの健康状態に関わります。
栄養不良、栄養偏向、飲酒、服薬、喫煙、高ストレス状態、大気汚染なども出生時だけではなく、以後長く子どもに影響を与えます。


2.後天的要素

 後天的な要素には、生活リズム、服薬、栄養不良、栄養偏向、高ストレス(父母子とも)、運動、などがあります。


3.絶対条件

 先天的要素はさておき、後天的要素について考えましょう。
私が考える最も重要な要素は、服薬と栄養、ストレスではないかと考えています。

 勿論生活リズムが崩れた家庭では、どうしても丈夫な子どもは育ち難いでしょう。
但し虚弱児の絶対条件ではないと考えています。
運動も自律神経の発達の為には重要ですが、これも絶対条件ではありません。

 但し服薬は直接的に毒となることもありますし、間接的にも免疫獲得の邪魔をすることもあります。
栄養の問題も深刻で、必要な栄養を十分量得られなかったら、様々な成長に影響が出ることは想像に難くありません。

 また精神的ストレスは、過度になれば簡単に人格を変えてしまいます。
また子どもは非常にストレスの影響を受けやすく、両親(特に母)のストレスがそのまま子どものストレスになるといっても過言ではありません。

 「あなたは無邪気で良いわね」なんて言っているのは、何も知らない親だけです。
確実に子どものストレスは増え続け、ストレス耐性が付く前に影響を与えます。

 多くの小児疾患には心理的な影響が反映されます。
越えることの出来るストレスは、その後大きな糧として人間形成に役立ちますが、それが適度かどうかは十分に親が吟味する必要があります。


4.身体作りのために

 ではどうすれば身体を作ることが出来るのでしょう。
絶対的な正解ではありませんが、参考として下さい。

 まずは使わなくて済む薬剤は使わないという方針を徹底する。
無駄な風邪薬や止瀉薬、インフルエンザ治療薬、小児アトピーのステロイド軟膏やプロトピック....これを止めるだけでもかなり身体には良い影響が出るはずです。

 次に栄養。
栄養で重要なことは、基本的には3食を米で行うことです。
これがどうしても苦痛な場合は、1食だけはパン食でも構いませんが、出来れば米を食べさせるようにすること。
これだけでも血糖値が安定し、精神的にも安定しやすくなります。
消化吸収の早過ぎる糖は、急激な血糖値の上昇と、その後反射的に起こる血糖値の下降により血糖値の不安定を招きます。

 また血糖値が安定しなければ、それ以外の身体を構成するために重要なタンパク質や脂質の吸収・利用が上手くいきません。
そのため折角摂った栄養が、別の形に変換されるようになります。

 さらに血糖値の不安定は、ホルモンの不安定を招きますので、精神的な不安定やむらを生み出します。
幼少期は特に調節機構が未発達ですので、出来れば血糖値安定のために緩やかに吸収される混合糖である米で糖を得るようにしましょう。

 糖は太るとかどうとかの問題ではなく、いかに命にとって最も重要な栄養であるブドウ糖(脳の唯一の栄養源)を得るかと言うことなのです。
当然ですが、甘いお菓子を小さい頃からたくさん与えるべきではありません。

 最後にストレス解消のためですが、これは家族の状態が関係します。
通常ストレスは一番身近であるものが重要です。
つまり幼少の間は、親子関係や兄弟関係、或いは嫁姑問題などが反映されます。

 幼稚園や保育園でのストレスも影響はありますが、家族問題ほどではありません。
それだけに両親がいる場合には夫婦での認識が必要ですし、どちらか片親の場合では親子関係がかなり影響します。

 子どもにストレスが溜まっている場合、さらにそれによって何か問題が生じた場合には、最低限家族での問題解決が必要であることが少なくありません。
親にとっては取るに足らないことも、子どもにとっては大変な問題であることがあります。

 一旦健康を崩した子どもの健康を改善するのは、家族の協力が必
要であると言うことです。