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 小児でも特に新生児の薬はなかなか難しいですね。
基本的には専門家に任せるのが良いのですが、基本としてだけお話しすると、原則は使わないのが良い。
メリットとデメリットを吟味しながら、最低限で済む使い方が理想です。

<熱>

 新生児でも早ければ3ヶ月くらいになれば、普通に風邪をひきます。
鼻水を垂らして咳をして、熱を出すこともあります。

 子どもに熱が出て心配なのは、脳症などの中枢神経の損傷でしょう。
但し熱だけで脳症になることはないと専門家は言っています。
むしろ怖いのは解熱剤による不自然な解熱と、解熱したことによる副作用です。

 私たちが感染症で熱を出すのは、身体の中で発熱を起こす物質が出来ているからです。
この炎症物質は、病原体の種類によって適切な発熱を出すようになっています。
解熱剤で発熱を下げた場合、この炎症物質は出なくなりますが、身体自信は治癒による解熱だとは感じていないようです。

 つまり炎症物質を出すように指令だけは出続けるのです。
これはサイトカインと呼ばれる情報伝達物質で行われます。
そしてこのサイトカインには、血管を傷つける働きがあることが分かっています。

 解熱剤の使用によって、身体はさらなる発熱を促すようサイトカインを過剰に放出し、その結果サイトカインに傷つけられた血管は全身に見られるようになります。
これが日本で脳症が過剰に起きた原因であると専門家は指摘しています。(厚労省は認めたくないようですが)

 どうしても解熱させたいなら、弱い解熱剤であるアセトアミノフェンを服用させます。
その結果1℃〜2℃程度だけ下がります。
それで十分なのです。


<下痢>

 小児の下痢は普通に見られます。
まぁ新生児は本来下痢ですし、少し大きくなっても下痢はよく見受けられるものです。
注意が必要なのは、明らかに体力が奪われているようなものです。

 下痢には精神的なものや冷えによるものの他に、細菌性やウイルス性のものがあり、これらは少し注意が必要です。
下痢の性状や色はその都度確認し、食欲や顔色などに気を配りながら、脱水症状を起こさない程度の水分は摂りましょう。

 ここで重要なのは、下痢止めを使わないことです。
特に正露丸と呼ばれる薬剤には注意が必要です。
これは痛みを強制的に止め、毒の排出を妨げたり、腸管自体を損傷することが分かっています。
自分が飲むからと、同じように分量だけを減らして飲ませる行為は危険です。

 要らないものは出すのが自然の摂理です。
それを忘れてはいけません。


<痒み>

 ここでは特にアトピーとは書きませんが、当然含まれてくるべき疾患です。 
痒みとだけ書けば、乾燥によるものや虫さされ、おむつかぶれやアトピーなども含まれます。

 これにも基本的には薬は使いません。
スキンケアをして清潔にさえ保ていれば、痒みはそう長く続きません。
但しアトピーの場合には他の注意もありますので、小児アトピーの項目も参照にして下さい。

 組織の修復に最も重要な血の流れを阻害し、治った気にだけさせるステロイドなどは必要ありませんし、免疫を抑制しよう(プロトピック)など正気の沙汰とは思えません。 

 免疫系は失敗と成功を繰り返しながら、子ども自身が獲得するものです。
しかもこれには時間がかかります。
おぎゃあと産まれてから小学校の高学年までかかり、やっと本来の免疫系を獲得するのです。
これは他の疾患にも共通します。

 子どもの身体作りを焦ってはいけません。
あなたが元気な大人なら、あなた自身もそうやって免疫を獲得したはずです。 
幼少期から薬を抵抗無く使ってしまっていたなら、良い機会ですから子どもを見ながら一緒に身体作りをして下さい。