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鍼灸師のしていること

 経絡とは一般的には目に見えないものですが、東洋医学を
する者にとってはその存在自体は疑う余地がないものです。
実在するという事は、いつの日か私たちの目に見える形で存在が証明されるかもしれません。
 

 ところで経絡とは気血の通り道であるというのが東洋医学での考え方です。
東洋医学ではこの経絡の気の流れが滞ることが病の原因であると考えます。
滞る原因は様々ですが、例えば冷えなどもその原因の一つです。
冷えは東洋医学では寒邪と言いますが、この寒邪が経絡の気血の動きを鈍らせ、そこに気血の停滞を作ります。
分かりやすく言えば冷えによる血行障害のようなものです。
この停滞がひどくなればそこに痛みや腫れ物等を作ると考えました。

 停滞の原因は、他にも精神的なストレスによっても引き起こされると考えられています。
イライラや悲しみ、喜びさえも度が過ぎると、それは病の原因になります。

 私たち鍼灸師はこういった経絡のつまりを、針や灸を使って通じさせるのです。
もちろん湯液(漢方薬)や気候、健康法である太極拳も同じです。
要は方法の違いだけで、その根源には経絡や気の概念があるのです。