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眼科疾患
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眼科疾患の治療

 2006年より、愛知県一宮市の眼科領域専門治療院である
「千秋鍼灸院」
と提携して、眼科領域での鍼灸治療を行っています。
眼科領域の治療では、眼の周囲の血流改善、目に影響の出やすい目系と呼ばれる経絡の調整。
また全身状態の改善により、眼科疾患の改善を図ります。

<効果の認められた疾患>

・黄斑変性症
・網膜色素変性症
・緑内障
・白内障


<治療頻度>

 通常3ヶ月程度は週2回の通院が必要です。
その後徐々に間隔を空けていただいて、2週に1回程度で安定させます。
軽症例では週1回程度でも効果が上がるようです。


<治療効果>

 治療効果は人により変わりますが、当院での治療では以下のような傾向があります。

・発症から早い段階での治療は効果的であるようです。
・基礎疾患(膠原病など)がある場合には効果が出難いようです。
・薬剤での治療を一定期間続けていても効果が出ない人には、
やはり効果が出難いようです。

<H21.9月更新治療例>

36歳女性 脈絡膜新生血管(右)

視力低下、中心暗点等があり大学病院にて診察。
視力低下が進行中のためアバスチンを薦められるが、
回避のため鍼灸治療を選択し受診。

H21.8.28初診  右 0.5 左 1.2

約1ヶ月後    右 1.0 左 1.2

視力の向上が見られたため、アバスチンを中止。
その後も通院中。

<更新治療例>

41歳女性 近視性新生血管(左)

2009年2月に中心部に視野の欠損、歪みが強く出たため、
大学病院を受診。

3月13日当院初診 左右0.4(矯正時)

3月アバスチンを施術

その後3ヶ月週2回鍼灸治療を施術し、
その後の検査でほぼ完治と診断。
歪み視野欠損も殆どない。
アバスチン施術後の急速な回復と、
その後の鍼灸での持続的な効果が効果的であった例。

経過観察を続けているが、
現在週1回施術で矯正にて左右1.0をキープ。
OA作業が多いため、
施術回数はもう少し週1回を続ける。

<治療例1>

 36歳女性  特発性黄斑変性症(左側)  

初診時  視力  R 1.5  L 0.4  偏視が見られる。

頭痛や眼痛と共に、変視が発症したため大学病院を受診し、黄斑部の出血と腫れを確認し、特発性黄斑変性症と診断される。
病院での治療は特に行わず、千秋鍼灸院を受診。
その後当院にて、3ヶ月鍼灸治療を施術し、再度、千秋鍼灸院にて効果判定。

視力 R 1.5  L 1.2となり、変視も改善された。
大学病院での精密検査でも、出血、腫れ、新生血管等見られず、ほぼ完治と診断された。
現在は月に1回程度受診。


<治療例2>

64歳男性   正常眼圧緑内障  
初診時  視力  L 1.0  R  0.5  
右眼に視力低下及び視野欠損が見られ、左にも軽度の視野欠損がある。
右眼には歪みを伴う変視症がある。

 千秋鍼灸院より紹介で受診し、その後3ヶ月施術。
3ヵ月後に千秋鍼灸院を再受診。

視力  L  1.2   R  0.7
視野、変視症全てが改善傾向と評価される。
週2回の施術を1回に減らしながら通院中。


<治療例3>

45歳女性  黄斑変性症    発症後約3年
初診  2008.2.15 視力  L 0.2  R 0.3

千秋鍼灸院より紹介され受診。
2008..3.25に再評価。
視力  L 0.1 R 0.2
視野狭窄や変視症に関しては改善。
また体感的な見え方は改善されているが、視力としてはやや低下。
2008.5.16に再評価。
視力  L 0.3  R 0.5
変視症も視野狭窄も改善傾向。
2回目の視力低下は一時的なものだったようです。
また体感的な見え方や、頭痛、眼痛なども改善されています。
2008.9.13に再評価。
視力  L 0.6  R 0.8
受診回数を週1回に変更。
経過観察と共に、更に治療効果を期待して治療。


<最後に>

 やはり発症から治療開始までが早い方が治療効果が出やすく、安定しやすいようです。
また上のように数年前からのものでも改善するものもありますが、治り方は一様ではなく評価が難しいです。
概ねですが、2〜4ヶ月程度の内に効果が出るのではと思います。
効果が出るまで(最長半年程度)は週2回を基本として治療し、その後暫時回数を減らしていきます。
半年を越えて効果が出ない場合には、その後急激に効果が挙がるということはないように感じます。
この辺りは不妊治療とは少し違うようです。