収録記事
トップ
不妊症・不育症
トップ

(続)良い病院の探し方

 不妊治療を行う病院は関西だけでも非常に多く、
最近特に婦人科から不妊治療専門に変わったり、
或いは不妊治療専門病院が分院を出したりと、
何を基準に選んで良いか迷うところです。

 そこで過去にも書いた選び方の続編を書いてみました。

1.良い病院とは?

 患者にとって良い病院の基準は様々です。
当然ながら治療実績のある病院や治療成績(成功率)が高い病院は良い病院でしょうし、
患者への対応が丁寧だったり、施設が新しかったり、有名な先生がいたりと、
基準は様々です。

 順番に考えていきましょう。

2.治療実績

 以前テレビ番組で不妊治療が取り上げられたとき、
その番組では考えられないほど成功率が高く表示されていました。
データはあくまで「言った者勝ち」の世界ですから、
見た目の成功率だけに惑わされていけません。

3.誠意ある対応

 誠意のある対応とは、
職員が同じ共通理念の元働いているかどうかです。
やたらと高級感を出している割には、
受け答えはいい加減ではいけません。

 また病院によっては誓約書と銘打って、
一切医師の指示に逆らわないとか、
資料は一切表に出さないなどの約束を強いられることがあります。
これは誠意ある態度とは言えません。

4.施設の豪華さや新しさ

 当然新しくできた病院ほど設備や施設は綺麗でしょうし新しいでしょう。
またお金を掛けるほど良い施設が出来上がります。
そのお金はどこから出ているのかを考えて、
冷静に判断すべきです。

5.治療費が高い

 良い治療をするから治療費が高いのか、
その施設の豪華さを維持するために高いのか、
或いは適当な処方や大量の処方で高くなるのかを冷静に分析する必要があります。

 少なくとも治療費が高い病院が良い病院でないことは、
私としては当たり前の事実です。
むしろ予定していた治療費から追加費用が発生する場合、
予測が大幅にずれている訳ですから良い病院とは言えません。

6.話を聞いてくれる

 患者さんが長蛇の列の専門病院では、
なかなか自分の思ったことが言えなかったり、
質問をしてもいい顔をしなかったりされると、
その後の言葉が続きません。

 でもどれだけ忙しくても、
必要なことにはしっかりと答えてくれる医師がいなければ、
良い病院とは言えません。
良い病院とは良いスタッフに支えられているんですから。

7.伝統

 良い病院とは永遠に良い病院なのでしょうか?
答えはNOです。
病院のスタッフの入れ替わりや医療技術の進歩、
或いはスタッフの高齢化や手抜きなど、
至る所に病院の変化は現れます。

 私も現在不妊治療に掛かっている患者さんから生の声を聞くことで、
総合的に判断してお勧め出来る病院を探してご紹介しています。
それほど病院の善し悪しは難しいとも言えます。

 ネットなどでは怪しげな情報や、
冷静さを欠いた情報も飛び交っていますので、
自分に合った病院探しは自分で感じるしかありません。
もしくは私どものような第3者でありながら、
生の声を聞く人間に尋ねるかです。