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着床期の鍼灸

 着床期に鍼灸をすると着床率が約2倍になるって本当でしょうか?
ネットでは色々とお話が出ていますが、実際のところはどうなんでしょうね?

1.着床期の鍼灸は効果的か否か?

 答えはYES。
着床期に鍼灸治療をしていると、確かに着床しやすいことは確かです。
当院でもタイミングに合わせて治療することもありますし、人工授精や体外受精で胚移植した日に治療を行うことはよくあります。

2.では着床期以外の鍼灸治療はどういうものでしょうか?

 着床期以外の時期、つまり内膜の増殖期や排卵期、更には黄体期に鍼灸治療するとどうなるのでしょう?

<増殖期>
 
 この時期は子宮内膜が厚くなっていく時期です。
内膜が10mmを超えると妊娠率はぐっと上がります。
これが一つの目安となりますので、皆さんは是非産婦人科では内膜のチェックをしてもらって下さい。

<排卵期>

 排卵期に強い胸の張りや子宮の張りを感じる方は、是非この時期に治療を受けて気血の巡りをよくして下さい。
この時期に痛みや不快感が強い人は血の巡りが悪い方です。
どうしても血の巡りが悪い人は、不妊だけでなく流産しやすい傾向があります。

<黄体期>

 黄体期は高温期とも呼ばれ、着床後の妊娠を維持するための重要な時期です。
高温期の体温が低い方は妊娠しにくい傾向があるため、高温期を快適に過ごすために、体温の低い方は足湯や温灸なども行います。

3.着床期の鍼灸だけで十分なのか?

 鍼灸治療は費用のかかる治療ですので、どうしても経済的に苦しい場合には着床期の鍼灸治療を受け、
それ以外の時期には自宅でのお灸などで乗り切る方法もあります。
その場合には専門の鍼灸師に自宅でお灸をするために、灸点と呼ばれるツボへの印を付けて貰いましょう。

 経済的に余裕がある方は週1〜2回程度治療を受け、その時期にあった治療を受けて下さい。
鍼灸治療はかなり効果的な治療法です。