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妊娠中の安静と休息

<最初に>

 これは特に不妊と限ったことではありませんが、流産しやすい方にとっては安静と休息の違いを知っておく必要があります。

 妊娠後、22週から37週までの期間に分娩をすると早産と言います。
又22週に満たない場合には流産という言葉を使いますが、これらの予定日を待たずして胎内から出てしまう妊婦は、遺伝的な要因などの先天的・構造的な要素を除けば、体調不良や栄養不良、過度のストレス(身体的・精神的)などが原因ではないでしょうか。

 しっかりとした母胎を作らないまま妊娠をすれば、10ヶ月の間胎児を子宮に留めておくことは出来なくても仕方がないと思いませんか?  
身体作りの方法には色々あると思いますが、長年かけて作ってきた身体を妊娠してから変えようというのは少々無理があります。

 最低でも数ヶ月はしっかりとした食事や適度な運動、或いは治療を行った上でなければ、弱った身体を変えることは出来るはずがありません。
では、実際に妊娠してしまったらどうすればいいのか。


<安静と休息>

 妊娠してからお腹が張ってくるなどの症状があれば、よく自宅で安静にしていなさいと指示されます。 
この場合の安静には幾つかの段階があるのですが、私は出来れば安静にと言われたときには完全に安静にすることをお薦めしています。

 勿論主婦ですから絶対安静というわけにはいかないかもしれませんし、二人目の出産などでは上の子どもの世話だけでも大変で
しょう。
それでも敢えて完全に安静をすることをお薦めするのは、初期にしっかりと安静にすることで、その後安定することが多いからです。
 
 また張り止めで出されるウテメリンという薬は、動悸などの副作用があり、動悸をうちながら家事をこなすことが、どれ程苦痛でありストレスであるかを考えれば、出来る限り家族の協力を得ることが一番の得策であることは間違いありません。

 旦那さんが大袈裟にするなと言っても、安静で治まる危険をわざわざ薬を飲んでまで広げることはありません。  
休息は息を整えるための小休止みたいなものですが、安静は十分に休まるまで静かにしていることなのです。

 たかがお腹の張りくらいと思ってはいけませんし、安静で治まるなら薬を飲む必要もありません。
この辺のさじ加減は難しいのですが、安静をとるのは妊婦の特権だと思って、出来るだけ安静を最優先にして下さい。

 薬の使用に関しては体調を自分で管理しつつ、勿論産婦人科医とよく話し合って下さい。
薬に関しては医者に任せておけば良いという態度では、母親として少々不安がありますよ。