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アトピーと水

 以前からアトピーの治療法として、水を使った治療はしばしばメディアに登場します。
この中には温泉療法や大量の水を飲む方法、強酸性水を肌に塗る方法などがあります。

 Webサイトではいつも書いていますが、西洋医学的に同一の病名が付いていても、東洋医学的に診た時にはその病態が全く違うものである時も珍しくなく、当然その治療法は全然違うものになってきます。

 これを水を使った療法に置き換えると、肌の感染症を防ぐための強酸性水は効果はあるかもしれませんが、水を飲むことに関してはかなりの適不適が出てきます。まず大量の水を飲むことの不適応者は次の方です。

1.舌が腫れて舌の両側にギザギザ模様がついている。

 元々水分代謝が弱い方が大量の水分を飲んだために、益々水分代謝がひどくなり、場合によっては症状が悪化することがあります。


2.水を飲みだしてから冷え性になった。

 これも飲んだ水が新陳代謝を下げ、症状が悪化する恐れがあります。


3.水を飲みだしてから下痢が続いている。

 明らかに腸管での水分吸収能力を超えて摂取した水分が、下痢となって出ています。


 これらはほんの一例ですが、一つの治療法で治るほど単純病気なら、既にアトピーは無くなっているでしょう。
これは鍼灸とて同じですから、アトピーのツボなんて存在しません。
体調や体質を診た上での治療になりますから、電話で相談いただいても治療のことはお話出来ません。
 また水を大量に摂取する方法と強酸性水を塗る方法を併用している場合、強酸性水の塗布で細菌感染が防がれますから、一見してましになったようでも実は水を大量に飲むことは身体の負担になっている可能性があります。

 治療は必ず客観的事実に基づいて考える必要があります。
勿論患者としては効果があれば良い訳ですが、これを人に薦めたり、数年も続けているのに効果が見られないとなると話は別です。
 もう一度自分が受けてきた治療や、今受けている治療について考えてみてください。