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アトピーを治そう

(最初に)

 ここではアトピー全般についてのことを書きますが、以前このHPをご覧頂いた方については、内容が変わっていますのでご注意下さい。             
 
 勿論アトピーとはアトピー性皮膚炎のことですが、敢えてここではアトピーと呼びます。         
アトピーの原因には様々なことが考えられますが、これからその原因について書きながら、それぞれに対する治療法や対処法を書いていきます。         

(原因と対処法)

1.体質

 これは持って生まれた体質、つまり遺伝的な原因を指しています。                   
この場合、必ず両親のうちのどちらかに同じような体質の方がいらっしゃいます。             
両親共に持っている場合は、恐らく8割以上の確立でアトピーが発症するのではないでしょうか。

これに関しては中々難しいのですが、鍼灸で上手くエネルギーの配分を変えながら、食事などで足りないエネルギーを補っていく必要があります。         
イメージ的にはエネルギー過剰と思われがちですが、いくら炎症性の疾患でも、それが慢性化している場合には、何らかの虚の部分が出てきます。        
この虚の部分を補いながら、エネルギーを上手く分配することが重要になります。             

2.食事                     

 食事に関しては様々な説がありますが、とりあえずは強いアレルゲンのある場合には、一時的に除去することは必要になるでしょう。              
 今までの多くの食事療法では、糖分のカットを初めとして様々なエネルギーカットが叫ばれてきました。これはアトピーの食事療法において、最早常識と化していたのですが、敢えてここでは異論も唱えながら、現在私が考える食事療法も紹介しましょう。       

 まず糖分ですが、これは今まで通り少なくしても良いでしょう。                    
糖分は炎症のためのエネルギーになり易いため、普段糖分を多く摂取する人にとっては、一時的にかなり効果を挙げることができます。              
 さらに脂っこい食事についてですが、一般に脂っこいものとされる揚げ物については避けていても間違いはなさそうです。但し肉類や牛乳やチーズに関しては、場合によってはお勧めすることもあります。  

 これというのも、アトピーの方は皮膚の再生が急務であり、しかも皮膚の剥落のサイクルが健康な皮膚の方よりも早いため、その原材料となるべきたんぱく質を大量に補う必要があるからです。   
 但し乳幼児のアトピーなどでは、飲食物のたんぱく質の大きさが原因で出るアレルギー症状もありますので、成人のアトピーとは区別が必要です。 
 さらに卵もたんぱく質の摂取には効果的で、この肉類に加え卵・魚を積極的に摂ることが、皮膚再生の第一歩だとも言えます。                 
これは今までの常識からいうとかなりかけ離れた養生ですから、今までの食養生をイメージしている人からすると、かなり異端であることは否めません。      

 但しこの食養生が必要である方も実際に存在し、そういう方にとっては、今までの和食中心の食養生で得られなかった効果を出します。勿論一般の栄養士や医師に相談しても、こんな方法は薦めないでしょう。                 
 ご相談は当院までどうぞ。            

3.ストレス                   
 
 これは万病の元ですから言うまでもありません。  
自律神経のアンバランスを初めとして、様々な機能の低
下や異常亢進を招きます。             
 これも鍼灸治療である程度は解消可能です。    

4.環境                     

 これは住居環境・自然環境・季節・気候風土などを含み、かなり広い部分を指しています。       当然湿気の多い日本では、このような機構の条件もありますし、もっと狭い意味では沼地のそばであったり、盆地で空気の循環が悪かったり、部屋の内装で起きるシックハウスのようなものだったりします。 
 これは中々変えがたいところでもありますし、変えるには莫大な費用も必要となります。原因の一つとして考え、症状のひどさによっては転居も視野に入れる必要もあるかもしれません。      
 但し環境が原因の一つであっても、それ以外の原因を上手く処置することで、症状を出さないことも可能ですから、環境自体を変えるのは最後の手段としても良いでしょう。

5.薬害                     

 言うまでも無くステロイドは身体に毒です。
これは免疫抑制剤でも同様ですし、抗ヒスタミン薬でもそうでしょう。
それでも塗り続けないと皮膚からは浸出液が流れ、顔は火照り腫れあがり、皮膚からはぼこぼこと湿疹が飛び出す始末。
 患者が子どもの場合には、夜な夜な背中を掻く音に悩まされ、特に風呂上りや寝付くときには痒みが倍増するんです。
 私自身も子どもが掻いていると、掻いてはいけないと叱ってしまう。
子どもは少しも悪くなくて、ただ痒いだけなのにと後になって大いに自分を責める。この繰り返しでした。 

 さて薬を使わないことで出てくる浸出液ですが、この浸出液の下で何が行われているのでしょう。
あの浸出液の正体は、いわば皮膚再生のためのバリアーのようなものです。 
 リバウンドであるともとれますが、むしろ再生のための第一歩だとも取れるのです。           
浸出液がどうしても気になるのでしたら、ローションなどで頻繁に保湿をしてあげて下さい。        
 皮膚の再生には適度な湿気が必要なのです。    

 さて勿論薬なんて皆さん使いたくないのでしょうが、どうしても症状の急激な変化が怖いと言う人には、当院でも徐々に減量しながら治療もしています。