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手技治療各論
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変形性膝関節症

 変形性膝関節症は、日本人には非常に多く見られる疾患です。
大抵の方は骨の成長が終わると、後は現状を維持するしかないわけですから、少なからず老化との戦いが始まることになります。

 変形の治療では、整形外科では痛み止めや抗炎症剤などの対症療法や、膝の軟骨を再生するとして関節への注射などを行います。
或いは筋力を付けて負担を減らしたり、体重を減らすことでの負担軽減などが主なものです。

 さらに整骨院などでは電気を当てたり温めたり、冷やしたりといったもの、後はマッサージやテーピングがせいぜいですね。


1.膝が痛む理由

 膝が痛む理由は様々ですが、痛みは一つの信号ですので、何らかの不都合が起っていることを表します。
当然不都合を取り除けば痛みは治まります。
痛む原因は、

 A. 腫れがある(関節内の内圧が高まる)
 B. 膝関節機能が損なわれている(PF関節、FT関節)
 C. それ以外の関連痛(仙腸関節、足関節等)
 D. アライメントの乱れによる過負荷 
 E. 膝関節内部の損傷(膝内障)

 など様々ありますが、これらが絡み合って出ることが多いようです。
それらを一つずつ解決していきます。


2.変形=痛みではない?

 皆さんの中には、変形しているから膝が痛むとか、変形しているから痛みは取れないと考えている人が少なくありません。
でも実は、膝自体は変形しても痛みを必ず出すものではありません。

 上のA〜Eの原因の中でも、それ単一で痛みを発症するものは、実は一つもありません。
幾つかの原因が絡み合う中で、許容量を超えた分が痛みとして身体の信号を発すると考えれば良いのです。

 つまり変形は一つの要素というだけなんです。
ではそれ以外の原因を取り除けばどうなるでしょう?
そう痛みは感じなくなるのです。


3.膝の手術

 膝の手術を否定する民間医療は多いですね。
私は個人的には、そのメリットとデメリットを考えた上で、メリットが大きければ手術も選択肢の一つだと考えています。

 ただ私が実際に手術が必要だろうと思うのは、かなりの重症例ですから、そう言う意味では現在簡単に手術する人達が多いのは考えもののような気がします。


4.治療

 ひより堂での膝の治療は、低周波をしながらのアイシングかホットパックで始まります。(大抵)
その後、骨盤の調整(矯正)や膝関節周囲の機能回復を行い、必要であれば足首や足底の治療を行います。

 治療の状態を保持するためにテーピングもすることもありますが、かぶれやすい場合にはテーピングはしません。
軽い膝関節の機能障害なら、帰るときにはかなり改善していることを感じることが出来ます。