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関節の痛み

 関節の痛みに悩まされる人は多く、その一方で治療はなかなか進まず、副作用を覚悟で痛み止めを飲み続ける人は少なくありません。

 この関節の痛みはどう考え、どういった治療を施(ほどこ)せば治るのでしょう。

<関節の痛みと筋力>

 病院でのリハビリでは、よく運動療法が行われます。
確かに運動療法は必要なのですが、私が考える運動療法は、ただ単に筋肉を太くすることではありません。
だって筋肉(力)の強さと痛みは直接は関係ないからです。

 遠い距離を歩いたり、重い荷物を持ち上げたり、こういった運動には筋力アップは欠かせません。 
ただ運動選手でもない我々や、お年寄りが筋力を積極的に付ける理由はどこにもありません。
こと痛みに関しては、積極的な運動が返って痛みを誘発することもあるのです。

 では運動によって関節の痛みが改善するときには、身体の中で何が起っているのでしょう?


<体内センサーと運動と関節の痛み>

 私たちの身体は様々なセンサーが内蔵されています。
つまり体中がセンサーの固まりなのです。
運動をすることはこれらのセンサーを活性化することになります。

 特に関節の中に内蔵されるセンサーでは、関節にかかる様々な負荷を識別し、それに応じた応答を各組織に伝達します。

 単純に分けると牽引力は関節を破壊する力として識別され、その結果関節周囲の筋肉は硬く短くなります。
又、それ以上破壊されないよう痛みを出すこともあります。

 逆に圧迫する力は関節を弛める刺激として伝わり、関節周囲の筋肉を弛めるよう信号が出されます。
そのため関節を痛めている場合、その関節を圧迫する方向に負荷を加えると、周囲の筋肉は緩むという現象が起きます。

 この理論からすれば、痛めた関節周囲の筋肉は絶対ストレッチしてはいけないということになります。 


<関節の痛みの治療>

 先ほど書いた、「関節を圧迫する」という治療は臨床的にも優れており、何よりも痛みを感じることなく筋肉を弛めることが出来るという意味で重要です。
勿論例外はありますので、素人考えで行って失敗しても当院では責任は取れません。

 当院での手技治療では、関節の痛みに対して様々な手技治療を行います。
詳細は書けませんが、特殊な手技というよりは当たり前のことを手技として行うということです。

 圧迫もその内の一つですし、クライオセラピーや反射療法、テーピング、どうしても痛みを取って欲しい人には鍼灸も行います。
ただ何よりも大切なことは身体の声を聞き、身体が望むことを行うことで、自ら痛みを出す必要性を無くしていくことが重要です。